Fate/ZERO 1

Fateの過去話本 第4次聖杯戦争をニトロ+のライターが描く物語

以下、ネタバレ感想

内容はというと、1巻だけに、壮大なプロローグ

各マスター及びサーヴァントの紹介を経て、開幕一戦目はセイバーVSライダー そこからもつれて生き残り戦に発展し、それが有耶無耶になって1巻終了

ギルとアサシンは無視の方向で<開幕一戦目

展開だけに目を向ければ、キャラの紹介に重点を置いてストーリーを作っているので、そこまで目を引くと言う展開はあんまりないです

無理やりあるとすれば、剣VS槍にライダーが横槍入れたと言う所のみ

そんな訳で、ストーリーよりもキャラクター重視でいてみます

キリツグ 
Fate本編でキレイが語っていたキリツグ像とは打って変わって好青年。やる事やってて、それでいて割り切れずに苦悩するという点がシロウ(アーチャー)と違っていて好印象。アーチャーと同様、選ぶ苦悩は持っていますが。で、獲物はガンカタですか?あと、アインツベルン裏切って、あっちが用意したアヴァロンも強奪って割かし極悪ですな

セイバー
最強のランクというのが泣いて見えるのは俺だけですか?そんな訳で、また弱体化。見られる危険があるとはいえ、宝具は先出し推奨のようです。

アイリ
おとなのイリヤ

マイヤ
シロウのもう一つの未来という風に捕らえています。徹底的な補助機械っぷりに惚れ惚れする

キレイ
青年時代からドS健在。胸の内にある空虚を満たすのが行動原理なのは、今も昔も変わらずといった所。

アサシン
偽アサシンかよ!寧ろ、捨て駒にされたアサシンがまんま4天王の中で一番弱い奴よポジション吹いた。あの個人的に嫌いな仮面も健在なんでしょうか

トキオミ
良くも悪くも凛の父親。凛の時はその良さが良い方向に向かっていきましたが、この父親は間違いなく悪さが最悪の形で迎える。そんな雰囲気を醸し出しています。

ギル
Fateと一緒。今回カルシウムが足りて無いようですけど。

ウェイバー
自称天才が如何に空しいかが良くわかります。なんというか、ライダーのイスカンダルに変に感化しそうな気配。

ライダー(イスカンダル
なにこの武田信玄キャラ。髭面・巨漢・破天荒の3拍子揃っております。コンビとして、今ン所お笑いコンビですが、イスカンダル単体だとまだまだ戦場を引っ掻き回しそう。エロゲの主人公もびっくりなほどの首突っ込みたがり屋ですし。

カリヤ
マトウの魔術師。うん、マトウの名に恥じない憎悪と嫉妬っぷりです、グッドグーッド!初登場時は陽属性だったんだけどねorz

バーサーカー
真名は明らかにされてませんが、手に持った獲物に自分の魔力を這わし使いこなせるという宝具が能力のお陰で、獲物を投擲が戦闘スタイルのギルのカウンター的存在。正体が見えませんな。操ると言う点に限ってみれば、デュラハンとかリビングアーマーの類ですけど。両方とも通り名なだけで英雄っていうのではないし。

リュウノスケ
型月作品には、殺人鬼が一体配備されないといけない模様

キャスター
聖処女ってのは確かジャンヌダルクだったような。何故だか、セイバーをジャンヌダルクと混同する魔術師。ジャンヌダルク関係は全く解りません。因みに、こいつらの殺人鬼コンビはこの作品内で一番好きだったりします。何が気に入ったかというと、こいつらのやり取り。殺人を悪い事と思えぬ会話に痺れるゥ!憧れるゥ!(こういう表現がって意味で)

ケイネス
ここまで小物臭がするキャラも珍しい。多分、凄惨な死をもたらされるでしょう。剣ルートの真二のように。というか、剣の弱体化の原因がある限り早期脱落は確実でしょう

ランサー
俺が無知なのかは知りませんが、ランサーのランクはマイナーなのが多いんだろうか。クーフー・リンとかディルムットとか初見ですよ…。Fateやるまで知らなかったですよ。というか、ゲイってどういう意味だ。

さて、今から二巻を読みます。明日か明後日くらいには2巻の感想が書けそう
暫くはゲームを封印して、エロゲの積みゲ崩しに勤しみます
多分、ZERO読み終わったら虚淵玄さんの作品買い漁りそうですし
この人の文の書き方は読み易く、尚且つ先の読めない展開力は凄い
キャラクターに関しては、同人的側面を持つZEROなので評価しきれないのが残念
そこは、この人の作品を呼んでから